2015年3月7日土曜日

【Visual Studio 2010】Visual C++向けにOpenGL+GLFW3環境を整える

OpenGL初心者なので環境を整えるだけでも苦労しました。
その過程を記録してみます。


※この記事は、
シリーズ「OpenGL初心者がRaspberryPi用アプリを作るまでの軌跡」の一部です。


■GLFW3 Windows用バイナリを入手

何がともあれGLFW3をダウンローd…




…ウソだろ…


幸いGithubにソースコードがあったので、CMakeで自家コンパイルを試してみます。
ちなみにCMakeも初めて使います。

CMake http://www.cmake.org/

Githubから適当なフォルダにgit cloneしてくると、glfw-masterフォルダが出来ると思います。
このディレクトリを便宜上 (glfw) とします。
ディレクトリ(glfw)にはCMakeLists.txtがあります。

cmake-gui.exeを起動し、
"Where is the source code:"にはディレクトリ(glfw)のパスを、
"Where to build the binaries:"にはお好きなディレクトリのパスを入力します。
(今回は(glfw)/buildを指定したとして進めますので適宜読み替えてください)

そしてConfigureを押します。
途中で出てくる画面では"Visual Studio 10 2010"を選択しました。

こんな感じになります
なんかすっげぇ赤い!!これは恐い!

…と思って調べましたが、どうやら大丈夫みたいです。

なんかいろいろ設定ができるみたいですが、そのままにしました。
Generateを押します。
"Where to build―"で指定したフォルダが出来ているので、その中のGLFW.slnを開きます。

F5キーを押したくなる気持ちを抑えて、ビルド > バッチ ビルド を選択します。



ALL_BUILDのDebugとReleaseにチェックをつけます。
念のためglfwのDebugとReleaseにもチェックを付けましたが、多分意味ないです。
「ビルド」をクリック。
「ビルド正常終了」と表示が出たら、
(glfw)/build/src/Release/ にglfw3.libが出来ています。おめでとう。
混乱を防ぐためにもGLFW.slnはさっさと閉じましょう。

■GLFWをプロジェクトに適用

後はこれを登録するだけです。
次のようにファイルをコピーします。

  • (glfw)/build/src/Release/glfw3.lib
    →C:/Program Files (x86)/Microsoft SDKs/Windows/v7.0A/Lib/glfw3.lib
  • (glfw)/include/GLFW/glfw3.h
    →C:/Program Files (x86)/Microsoft SDKs/Windows/v7.0A/Include/glfw3.h
2つだけでいいんですね。感激。

それからGLFWを使いたいプロジェクトを開き、プロジェクトのプロパティ。
構成プロパティ>リンカー>入力>追加の依存ファイル



図のように記入します。
glu32.libも記入しとくとあとあと役に立つって誰かが言ってた。

ここまで来たらほぼ終わりです!
あとはincludeを書くだけですね!


#define GLFW_INCLUDE_GLU
#include

一行目はなんか、コンパイラに伝えるメッセージらしいですが、詳しくは分かりません。

■プログラムを書く

GLFW公式サイトにサンプルのコードがあるらしいですが、何せアクセスできないので、
いろいろ調べたサイトから適当にはっ付けて作ったコードでも公開しときます。

そうして冒頭で紹介した画像が出来上がります。
お疲れ様でした。

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